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バラモン(大嶧)第2章 スイム〜バイク

6月17日(日)
夜も更けて、周りのいびきが聞こえてくる中、なかなか寝れなかった。緊張、興奮、不安、期待。さまざまな感情が入り混じっていた。あおむけになると、聴こえてくる心臓の拍動。前日に一睡もできなかった日の方がむしろいい成績が残せたという競技説明会での実行委員長?の話を思い出し、とりあえず目をつぶっておいた。気づくと朝が来ていた。4時15分だった。

太田さんと一階で一緒に朝飯を食べた。僕は買ってきたカステラ2個、おにぎり2個、草餅1個、バナナ、ガッツギアをなんとか食べた。およそ1000kcal。足りないことは分かっていたが、これが精一杯だった。そんな中、太田さんはパン6個、おにぎり5個、もち5個ぐらい食べていた。化け物やんこの人。たぶん3000kcalぐらい食べてる。今思えば、勝負はここから始まっていたのだ。

補給食やボトルを持ち、スイム会場へ向かう。最終登録を済ませ、バイク関係の準備をはじめる。エネルギーが足りないことが分かっていたので、とりあえずりんごジュースを飲みまくった。マーシャルに、えっりんごジュース?(笑)みたいな顔をされるが、気にしない。去年のtrmrさんみたいに脚がつらないように、念入りに水分補給をした。

今回は前日まで悩みに悩んだ末、トライスーツを着ないことにした。それ、もはやトライアスロンやないやんとか、ゴールシーンはトライスーツの方が映えるな〜とか思ったが、途中トイレに行くときの面倒さと、締めつけを気にして水着+ウェット→バイクジャージ→GaiaTシャツ+ランパンに決めた。

6時半になり、入水チェックをはじめる選手が増えてきた。緊張もしていたが、それをごまかすために周りの人と話しまくっていた。
いざ、海に入ってみると水温は低くなく泳ぎやすかった。ウェットの中に水が入ってくる。あぁいよいよだなぁ、再び陸に上がりふるさわさんのカメラにピースをして、応援の人に元気をもらい、海に入った。


フローティングしながら、産医大の堀内さん、カッシーとやべぇ、コース全然わかんねぇとか話していると、隣にいたベテランおじさんから、ブイをどう回ればいいか教えてもらった。実況の声が聞こえて、エイエイ、オー的なことを何度か行った。

ぱぉぉーーーーーん。
明確にスタート音が聞こえ、一斉に泳ぎはじめた。周りにめっちゃ人が多くて、泳ぎにくかったが、誰もバトらない。そう、これはロングなのである。スイムはウォーミングアップ感覚、ここでのバトルはしょーみ誤差。なんといい大会なんだと思い、とりあえずヘッドアップをしながら、周りを見渡し泳いだ。
ちらりと頭をよぎるのは、海の恐怖や、これから待ち受ける経験のない距離への不安。しかし、そんなこと考えてもどうしようもない、楽しもう!と切り替え腕を回した。

距離が長すぎて、次のブイが全然見えず、最初はどこを泳いでいるのか全然分からなかった。しかし、番号が書かれた黄色のブイと船がいたので、折り返し地点はここかと理解した。もう20分ぐらいは泳いだのかな。意外といけそうだと思った。1周目のスイムアップは予想よりも、早く36分ぐらいで、ゆっくり水分補給をした。向こう岸に見えた、上別府や的場さん、古澤さんに手を振るものの気づかれない。逆に後ろにいた、村木さんたちのことを僕は気づかなかった。1周目が終わると、2周目行きたくない顔するとブログで読んでいたが、スイムが苦手であるにもかかわらず、バラモンの楽しさを味わっており、ためらいも無く2周目に入った。ここで、少しトイレに行きたくなる。あれ、りんごジュース飲みすぎた?利尿作用あんのか?などと思いつつ、考えないようにするが、不運は重なる。ちょうど息継ぎをしたときに、波をかぶり大量の海水を飲んでしまう。マズいし、さらにトイレに行きたくなる。ここで、akmt さんの伝説を思い出すものの、絶対耐えると決めて全力で泳いだ。二周目はコースもだいたい把握できており、泳力が同じくらいのおじさんについていった。ヘッドアップの回数を減らしてついていると、おじさんは大幅に右を泳いでいることが判明。マジかよと思いながら、めっちゃロスしてしまったのはどうしようもないので、とりあえず全力で泳ぐ。二周目は45分ぐらいかかって、スイムアップ。今度は応援もみんな把握できて、急いでトイレへ。トランジも済ませ、ウイダー1本しか飲まず、バーとガッツギアはバイクに持ち込むことにした。あわてすぎてヘルメットをかぶっておらず、マーシャルに止められたけれども、無事にバイクへ。第1目標、生きて陸に上がる達成!ここからが、本当の勝負だ。

swim 1:16:27 (290)


スタートして2kmぐらい漕いだとき、抜かれたおじさんに「レースナンバーついてない!トランジに戻った方がいいぞ!」と言われて、あわてて背中を触ると、安全ピンしかついていない気がした。すぐに近くのボランティアの人のとこで停止して、どうしたらいいか聴くと、ついてますよと言われた。ん?と思い、もう一度しっかり触ると、いや、ついとるやん〜〜〜 こんなことあるんやなぁと思いながら、再スタートした。
バイクでは、30分おきに補給食、20分おきに水分をとることを決めていた。最初のうちに固形物を食べておき、あとはジェル系にしようと思っていた。おおくらにハンガーノックを心配されていたし、自身も不安だったため、たくさん補給食は積んでいた。羊羹→マグオン→羊羹→マグオン→ジェル×3→パワーバー ショッツ→ジェル×3→マグオン(カフェイン)の予定で漕ぎ始めた。

最初の1時間は予定どおりに漕いでいた。レースとなるとついつい踏んでしまい、Ave.32kmぐらいで漕いでいた。アップダウンもあってこれはやばいと思いつつも貯金作ろうと踏みまくっていた。ここまではいつものレースと一緒だった。スイムが遅いから、バイクはめっちゃ抜ける。登り坂ではほとんどの人がインナーローでクルクル回していた。ディープリムのめっちゃ高いホイールを横目に現在ウエパで9万円で買えるFELT f75は颯爽と登ることができた。三瀬、雷山に比べりゃ余裕だなとアウター2〜3枚目ぐらいでがしがし踏みまくる。バイクたのし〜〜!!!

ボトルはアクエリ+粉飴とりんごジュース+粉飴を作っていたが、甘ったるくてベタベタして全然飲む気になれない。頑張ってアクエリの方をあけて、冷たいアクエリとすぐに交換した。そして、初めてマグオンを食べる。めっちゃ甘!!!まぁ41gで120kcalもとれるんやから仕方ないかと、アクエリで口直しをする。なんか左脚違和感あるなとか思ったけれども、アドレナリンでとるけ大丈夫と言い聞かせて踏みまくる。

二本楠を左折して、玉之浦に行くと対面コースに入る。まず、カッシーとでくわす。あー、10kmは離されてるな〜と感じた。太田さん、関さん、うのっきーも確認。やっぱそれなりにスイムで差がついていたかと思いながらも、180kmもあるけ、どこかで追いつけるやろとゴリゴリ漕いだ。このあたりは海も綺麗で景色を楽しんでいた。

2時間半ぐらい漕いだだろうか。補給を食べるのがキツくなってきた。この1週間、ご飯を食べることが嫌でしかなかった。人生で普通こんなことはない。食化に行くぐらい、食べることは好きなはずなのに。補給の時間を遅らせようか迷うが、頑張ってアクエリで流し込んでいた。しかし、身体は正直だ。限界が近づいていた。80km手前ぐらいで、気温も高くなり、頭は痛い、吐き気はする。エネルギーも水分もとるのがキツい。だんだんと踏めなくなってくる。気がつけば、抜くよりも抜かれることが増えてきていた。リタイアの4文字が頭をよぎった。パンクしてしまえば、メカトラが起きれば、言い訳もできて辞められるなとかも頭をよぎった。完走が遠のいていく感じがした。

ペースが落ちつつあったとき、二本楠の交差点に近づいていた。まだ元気な頃にカッシー以外を抜き、Gaiaトップで1周回目を終えようとしていた。Gaiaの応援が見えたとき、泣きそうになった。ゴールで待ってる!この言葉と共に、みんなの顔が思い浮かぶ、絶対に完走するんや!考えていた言い訳を全て消し去り、2周回目に入った。

90km地点でおじさんに出会う。向こうの方から話しかけてくれた。スイムアップどれくらいやった?とかバラモン初めて?とかいろいろ話した後、まだまだこれからよ。と言い残し、先に行かれた。登りで追い抜くものの、下りですぐに突き放された。北西部に高浜ビーチという日本とは思えないほど綺麗な海水浴場がある。とりあえず、バイク漕いでるときはほとんどしゃべらないので、めっちゃ海綺麗やん!とか叫んでみる。そこから少しいくと、道の駅、遣唐使記念館。ここは太田さんと試走に来たときにお祭りをしてて五島うどんを初めて食べたところでもある。地域の応援の方がたくさんいて、元気をめっちゃもらった。

4時間半ぐらい漕いだだろうか、もう補給の予定は全て無視し、エイドごとに水とアクエリ交互にもらい、唯一食べれそうなオレンジをもらっていた。そうしていると、だんだん復活してきた。パワージェルのショッツは普通のコーラグミみたいな感じでカロリーもカフェインもとれており、ぼんやりした頭を冴え渡らせてくれる。

バイクもいよいよ終盤に差し掛かってたとき、産医大の野間さんから噂に聞いていた、大きなうちわを持った地域の方々に会った。頑張れ♪頑張れ♪ファイト!ファイト!とずっと応援してくださる。これ7時間ぐらいずっとやっていると思うと頭が上がらない。選手よりキツい説ある。

福江の方に近づいてくると、折り返しするところがあり、そこでまた順位を確認できた。相変わらずカッシーとは15分ぐらい差があった。中盤死んでいたり、後半全く踏めなくなった影響もあり、太田さん、関さん、うのっきーとも差がほとんどない。もしかしたら年代別入賞狙えるかもしれない。初の表彰台が頭をよぎった。ペースも悪くない。この後のランもうまくいけば4時間ぐらいで走れそうだ。もう完走はいけるだろう。気持ちも高ぶってくるとバイクが軽くなったように感じた。160、170と看板がでてくるとあと何キロ!と叫び、漕ぎまくった。この頃には登りでttバイクを抜かし、下りで抜かれるを繰り返していた。俳句の会や花鳥風月のバイクジャージの人に話しかけようかと思ったが、けっきょくやめておいた。最後は元気よく、飛び降りまでキメてバイクフィニッシュ!足は自分のものではなかったようだが、意外と走れそうだと感じた。
全然しゃべれなかった分、おおくらにトランジでマシンガンのように語りまくった。ありがとう、おおくら。トランジでザバスのゼリーを飲むも不味くて半分しか飲まず仲本に投げ渡す。上別府ともハイタッチして、いざランへ。年代別のゼッケン番号も意識しながら高揚するまま走り始めた。この後に起こることなどまだ知るよしもない。

bike 6:18:58 (98)
split 7:35:25 (111)
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